京都老舗の和菓子店、京都上七軒有職菓子御用達所『老松(おいまつ)』。
『老松(おいまつ)』の看板商品が寒天のお菓子『夏柑糖』。品数の少ない『夏柑糖』のピンチヒッターとして誕生した『晩柑糖』。
す・またん!関西スイーツファイル(2018/8/23)にて紹介。
老松を代表する夏柑糖
1908年に創業した『老松』。創業時から朝廷の儀式やお茶席に出すお菓子を代々作り続けた名門の和菓子屋。
『老松』を代表する一品が『夏柑糖』。夏みかんの果肉をくり抜き、皮の部分を容器に、皮の中は夏みかんの寒天。お土産や贈答用として大人気。
『夏柑糖』は戦後直後に誕生。『老松』の主人が、庭になっていた夏みかんの果実と砂糖を合わせて固めたものを、上七軒の旦那衆に出したのが始まりなのだとか。
1991年、オレンジの輸入自由化により、外国産の甘い果物が売れ行きをの伸ばし、夏みかんの流通量が激減。よって『夏柑糖』の生産量も激減したのだとか。
グレープフルーツを代用に使った晩柑糖
夏みかんの流通量が大幅に落ち込んだため、夏みかんの代用品としてグレープフルーツをピンチヒッターに。
このグレープフルーツから作ったのが『晩柑糖』。
グレープフルーツの果肉をくり抜き、絞った果汁と寒天などを合わせて再び固めて完成。
グレープフルーツの独特の苦味、後味の酸味が絶妙で、よりグレープフルーツを食べているような感じなのだとか。
『夏柑糖』ピンチヒッターとして誕生した『晩柑糖』は、今や『老松』の主力製品にまで成長しているそうです。
老松 北野店の最寄り駅と場所
『老松 北野店』の最寄り駅は、北野白梅町駅。バス亭は京都市バス「北野天満宮前」もしくは「上七軒」。
【老松 北野店】
住所: 京都市上京区北野上七軒
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