創業から4年たった今でも行列が絶えないというパン屋『乃が美』。行列客の目的は『乃が美』の『生食パン』。
ウラマヨ ちょっと贅沢な人気商品の裏側(2017/8/26)で紹介。
『乃が美』の『生食パン』は、2013年大阪生まれの食パンで、昨年の日本全国パンマニアの食パン部門で「パン・オブ・ザ・イヤー」の金賞を受賞した日本一の食パン。
現在、全国で52店舗を展開し、1日2万本以上を売り上げるという大ヒット。その『乃が美』の店舗の中で断トツの売り上げを誇るのが大阪天王寺にある『乃が美 総本店』。17坪の広さしかないが、1ヶ月に2,500万円も売り上げるのだとか。
『生食パン』の人気の秘密は、パンの耳まで柔らかいこと。一般的な食パンは耳が硬いため「腰折れ」しないのだが、『乃が美』の『生食パン』は見事に腰折れ寸前までの耳の柔らかさ。
主な原材料は、小麦粉、はちみつ、バター、生クリーム。普通の食パンはシンプルなので、小麦粉と塩と水、酵母があればできてしまうのだが、ここにバターを入れるだけでも高級クラス。更にはちみつ、生クリームを加えていることはかなりのやり過ぎとのこと。
ちなみに使う小麦粉はカナダ産の最高級品。カナダは国策として小麦作りを奨励しているので、日本産小麦粉より質が高いそうです。
オーナーの坂上さんによると、高級素材を使えば美味しい柔らかいパンができるわけではなく、この組み合わせのアレンジにたどり着くまで2年かかったそうです。
『乃が美』の生地の柔らかさは、こねる工程と焼きの工程にあるそうです。
こねる工程は、通常の食パン製造よりも相当長くこねているそうで、普通は15分くらいだそうですが、『乃が美』では倍以上、ゆっくりとこねているそうです。このこね方によって生地が柔らかくなるのだとか。
焼きの工程は逆に短めに。一般的な食パンは1時間から1時間半ほど。『乃が美』ではそれより短いらしいです。ここはシークレットで詳細はわかりませんでした。
ちなみに、『乃が美』のオーナーを含め、従業員達はパン作りの経験がほぼないそうです。パン作りの経験がなかったからこそ、こんな画期的なパンが誕生したのかも。
【乃が美 総本店】
住所:大阪府大阪市天王寺区上之宮町2-2
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